当宿は山の中の静かな一軒家での「田舎での生活体験」や「五ヶ瀬町移住体験」をコンセプトとしております。
日本の中山間地。
標高700mの高地。
山に囲まれた静かな自然の中で、山の近さや空気や水の美味しさを感じながら、家族や仲間だけのプライベート時間を楽しんでみませんか?
昼は美しい自然、夜は満天の星空が楽しめます。
何があるかというと、「静寂」です。
忙しい日常や都会の喧騒から離れ、全てをデトックスする場所。
初めてくるのになんとなく懐かしい場所。
「また来たい」というよりも「また帰ってきたい」と思える場所。
そんな場所ですから、宿まで行くのはちょっと大変。
でもそこは間違いなく、人が忘れた何かを思い出させてくれる場所に違いありません。
五ヶ瀬町鞍岡地区に「ぽとぅんと一軒家くらおか」という一棟貸し簡易宿泊所をつくりました。
この一棟貸しの宿泊所をやろうと考えたのは、私が五ヶ瀬町の移住定住サポーターとして町内の空き家を見て回ったのがきっかけです。
ここの空き家を初めて見た時、「さすがに移住者がいきなりここに住むには勇気がいるよなぁ」・・・でした。
しかし同時に、こんな場所こそ都会には絶対にない場所で、いなかでの生活体験をするには絶好の場所、この地の良さが伝わるのはこの場所だと感じたのです。
田舎の静けさ、自然の美しさ、五ヶ瀬の空気や水のおいしさを実感してもらう場所としては、最高なんじゃないか、と。
日本中、世界中の、たくさんの人たちにこの地を好きになってもらいたい!
そんな思いでこの場所を「一棟貸し簡易宿泊所」にすると決意したのです。
空き家を買い取った時にはすでに人が住まなくなってから10年以上が経過しておりました。
約3ヶ月半、ほぼ毎日のように通い、家屋内のさまざまな箇所をリノベーションしていきました。
一人で夜の10時ごろまで障子やふすま、壁紙などを張り替えていた日もあります。
掘りごたつは綺麗だと思っていたら、体重をかけると床が外れて地面が剝き出しになったりと、いろいろな箇所をDIYで修繕していきました。
特に屋外や地下の見えない部分の損傷は激しく、かなりの手間とお金がかかってしまいました。
しかし、この場所をきれいにすることで、たくさんの人の心が癒される、たくさんの人が楽しいと思ってもらえる、と「お客様の笑顔」を思い浮かべながらオープンまでこぎつけました。
私の思いは、
・この場所で多くの人の心と体が癒されること。
・ここを訪れた方々が五ヶ瀬のファンになって、何度も訪れていただけること。
・久しぶりに五ヶ瀬に帰ってきた方々が、故郷の空気や「田舎の時間」を感じていただけること。
・時には地元の方々が集まり、仲間たちと楽しんでいただけること。
・この家にたくさんの思い出が詰まった方々が、ここで再び顔を合わせていただけること。
「ぽとぅんと一軒家くらおか」をオープンするまでには本当にたくさんの方々のご支援とご協力をいただきました。
町外からのお客様のみならず、地元の皆さんにも愛される場所になるよう、末永く運営を続けていきたいと考えております。
この場所で、どうぞごゆっくり、「何もない場所と時間」をお楽しみください。